東京製菓専門学校の先生をお招きし、和菓子の講習会を行いました。
 12月18日(水)、生活デザイン科3年生(フードデザインコース)の生徒を対象に、和菓子の講習会を行いました。講師の長谷川先生(東京製菓専門学校)は、4年に1度行われる和菓子のコンテストで、日本一に輝かれた先生で、先生の作品集はとても素晴らしい作品ばかりがありました。

 実習に入ると、和菓子の文化のお話から始まり、生徒はひきつけられるように講義を受けていました。さらに先生の実演は、季節を意識して、練切餡のサンタクロースと薯蕷金団製のクリスマスツリーを見せていただきました。和菓子の作り方を初めて見た生徒は、先生の手際のいい作業に見とれていました。日本の和菓子ではあるものの、クリスマスという季節感を出した和菓子はとてもかわいいものでした。
  
 

 実際に生徒が作る番になると、やはり初めてということと、今まで使ったことのない手のひらを細かく意識して、製作する菓子にてこずっている生徒がいましたが、最後には、どれもかわいらしいサンタクロースになりました。また、クリスマスツリーには金粉をたくさん使っている生徒もおり、お正月をイメージしたものとなりました。いろいろとアレンジした作品もあり、終始、笑いの絶えない授業となりました。
 

 最後に先生からのお話では、生菓子(和菓子は)とてもきれいに上品に作られている菓子なので、一口で食べずに、愛でながら黒もじで切りながら一口一口を味わって食べるように教えていただきました。最初は、どんなものを作るのかわからなかった生徒ですが、先生の楽しい講義と素晴らしい作品に感動した時間を作ることができました。