本校は、学校としての組織目標の一つに「探究を軸とした学びのスタイル改革とICT教育の推進」を掲げ、個別最適な学びや協働的な学び、課題解決型の学習、教科等横断型授業など、創意工夫を生かした授業改善に取り組んでいます。このページでは、そうした取組を紹介します。
令和6年6月10日(月)
下の写真は、3時間目、3年5組の「数学Ⅲ」の授業の様子です。この時間の3年5組は、2つの教科に分かれて授業を行っています。
「数学Ⅲ」は大学等の入試で数学Ⅲが必要な生徒(4名)が選択しています。
今日は、そのうちの一人が大学のオープンキャンパスに参加をしています。
「数学Ⅲ」は高校で学習する数学の授業の科目の中では、学習内容が難しい科目です。そこで、授業に参加できない生徒のために授業内容を撮影し、動画を配信しました。次回の授業までに動画を視聴して、授業内容を理解してくることでしょう。
令和6年6月5日(水)
2時間目、3年1組ヒューマンコースは「生活と福祉」の授業でした。
今日は、これまでに学習した内容を使って、災害時に病院まで患者さんを移動する実習を行いました。
≪条件≫
・地震が起こり、物が落ちてきたため、頭部から出血している。
・左腕に痛みがあり、力が入らない。骨折したかもしれない。
・病院までの道のりに段差がある。
支援者役の生徒は、患者役の生徒に優しく声掛けをしながら、頭部に三角巾で包帯を巻き、肩に圧力がかからないように吊って左腕を固定しました。
最後は、車いすを使っての移動です。坂道を降りるときは、車いすを後ろ向きにして移動することで、転倒を避けるだけでなく患者さんの「恐怖」を取り除くことができます。
この単元の目標は、災害を想定して、自分たちで避難所の運営ができるようにすることです。これからも、少しずつ災害時の避難所生活について調べて、できることを考え体験していきます。
令和6年5月25日(土)
3年5組の「政治経済」では、「政治経済 ビンゴ大会」が行われていました。
あらかじめ先生が決めていた問題に生徒が答えられればビンゴとなります。
問題の内容は、テストに出題されたものの復習とテストには出題されなかったが大切な事柄です。これから社会にでて必要な知識をよく理解してほしいという、教員の熱い思いが込められています。
【ビンゴゲームの流れ】
①生徒は、40個の語句の中から、内容がわかるものを25個選び、そのごくの番号を自分のビンゴ用紙に記入します。
②教員は問題を読み上げ、解答が分かった人が手を上げます。一番後ろの席の生徒は、自分の列の生徒が手を上げたらすぐに、うちわを挙げて先生に知らせます。
③うちわが一番早く上がった列の生徒に回答権が与えられ、答えます。
④正解の語句の問題番号に「○」をつけます。
生徒たちは、耳を澄まし、わかった問題に素早く手を挙げていました。楽しみながら問題にチャレンジしていました。
令和6年5月14日(火)
3、4時間目、3年1組ヒューマンコースは「フードデザイン」の授業でした。
今日の献立は、ガレット・かぼちゃのポタージュ・二色ゼリーです。
ガレットの中身にはホワイトソースを使っています。ホワイトソースと二色ゼリーは、家庭科技術検定食物調理1級の規定調理です。
この規定調理のメニュ―は特に細かく審査されるので、生徒は真剣に取り組んでいました。
実習中、先生は生徒の様子を観察して、失敗しないように調理のポイントをアドバイスしてくれます。
また、電子黒板では、作り方の動画が再生されているので、動画で手順などを確認しながら調理することができます。
7月20日(土)が検定日です。これから生徒たちは、規定調理を使った献立を考えて、合格できるように一生懸命に練習に取り組みます。
令和6年5月8日(水)
6時間目、3年2組は「論理国語」の授業でした。
この科目は、実社会において必要になる「論理的に書いたり批判的に読んだりする力の育成」が目的になります。
生徒たちは、教科書の「なぜ私たちは労働するのか」を読んで、「受験勉強とバイトの経験が若者世代の労働観を涵養したという筆者の主張は妥当か?」の問いに、まず、ワークシートに自分の考えをまとめ、その考えを基にグループで話し合い、「妥当か、妥当でないか」判断し、その理由をホワイトボードにまとめていました。
先生から、「解答に正解も不正解もありません。ただ、自分の主張を裏付けるデータが提示されていると主張が納得できるし、身近な事例があった方が分かりやすくてよいととらえてもよいです。」と説明がありました。
令和6年4月4日(木)
教員対象コーチングコミュニケーションの研修会を行いました。
新年度生徒たちを迎えるにあたり、クラス開きや普段の生徒とのコミュニケーション、生徒同士がよりよい関係を築くことができるよう、教員対象のコーチング研修会を行いました。
コーチングとは「生徒の優れた能力を引き出しながら、自発的な行動を促すコミュニケーションスキル」です。
研修会は、独立行政法人教職員支援機構の講義動画の視聴と相手の外見や内面の良いところを「私はそれが好きです。」と声に出して相手に伝える「承認の輪」の演習を行いました。
先生方も自分の良いところを承認されると嬉しそうで、会場は笑顔があふれ、和やかな雰囲気に包まれていました。
この研修で学んだことを先生方が生徒たちにも伝え、生徒たちが友人の良いところを認め、相手を思いやる心をもって高校生活を送ってもらいたいと思います。
令和5年6月16日(金)
3時間目の音楽室では、3年2組が音楽の授業でギターの弾き歌いに挑戦していました。
生徒たちは、自分が演奏してみたい楽曲を課題として設定し、弾き歌いができるように練習をしています。この日の授業では、自分の選択した課題の“キー”について、ICTを活用して調べ、カポタストを使用して演奏練習を行っていました。
令和5年6月15日(木)
6月13日(火)から、学校内で相互授業参観が始まりました。
1年生の「英語コミュニケーションⅠ」は、習熟度別にクラスを2つに分けて実施しています。
本日2時間目、1年4組は27日からのテストに向け、これまでの学習内容や文法事項の確認・復習をするために、「Kahoot!」を使ってクイズ大会を行いました。
早く正確に解答することを目標に、生徒たちは授業で身に付けた知識をフル回転し解答していました。回答にも慣れてきたころ、ひっかけ問題が。問題文をよく読み、考えて解答することの大切さも学んでいました。
令和4年10月29日(土)
この日は、本校の学校公開が実施され、1校時と2校時の授業を公開しました。
2校時は、1学年が「道徳」、2学年が「道徳プラス」の公開授業でしたが、その他にも、教科等横断によるコラボ授業が2つ行われましたので紹介します。
まずは、1校時に2年1組で行われた保健の授業です。
医薬品と健康について学ぶ授業の後半に、理科の教員が医薬品の仕組みや成分などを化学的に説明しました。
医薬品の適切な使用等について、理解をさらに深めることができました。
次に、2校時に3年4組で行われた日本史Bの授業です。
私たちがよく知っている歌の中には、時代によって歌詞が変わってきたものもあります。
音楽教員が実際に演奏するその当時の歌を耳にして、歴史の教員から説明された時代的な背景をより実感的に理解することができました。
この日は、石岡市青少年相談員協議会の方々にもこれらのコラボ授業をご覧いただき、本校の授業改善への取組について貴重なご意見をいただきました。
教科等横断的な授業は、学びを深める有効な手立てです。
石岡二高では、これからも積極的に取り組んでいきます。
令和4年10月20日(木)
4校時に1年1組で行われた生活産業基礎の授業です。
この日は、これまでの食生活や消費者生活を振り返り、改善策を考える授業でした。環境や社会への配慮に前向きな企業の取組を動画で視聴した後、グループに分かれて改善策を話し合いました。
各班は話し合った結果を「まなボード」にまとめ、発表によりクラス全体で共有しました。持続可能な社会を実現するためのさまざまなアイデアが紹介され、学びを深めることができました。
なお、この授業は県教育研修センター初任者研修講座の一環として実施されました。参観された先生方からは、対話を通して課題の解決策を熱心に考察する本校生の姿について、高く評価する言葉をいただきました。
令和4年10月5日(水)
3年5組の理科の授業です。
5・6時間目に生物実験室で行われたこの授業では、生物と物理の分野が横断的に展開されました。
まず5時間目は生物の授業です。豚の眼球の解剖・観察を行いました。実験を通して、眼球の構造や水晶体のしくみについて理解を深めました。
教員のタブレットを電子黒板と接続して、ライブの画像を電子黒板に写しました。
ICTの活用により、実験の手順やポイントがより明確に示され、実験に取り組みやすくなりました。
続いて、6時間目は物理の授業です。5時間目に解剖で水晶体を取り出し、文字などの対象物の見え方を観察しました。6時間目は物理の「レンズと鏡」の内容を引用して、物体から出た光が水晶体(凸レンズ)を通って網膜に像を結ぶ際の原理を学びました。
水晶体を実際に観察したことにより、難しく思ってしまいがちな物理の原理も、親しみをもって学習できました。横断的な学びの効果です。
令和4年6月22日(水)
5校時に3年5組で行われた英語表現Ⅱの授業です。
この日は、日本の伝統行事を紹介する単元が扱われ、生徒たちはボランティアスタッフと留学生になりきりました。ボランティア役の生徒は留学生役の生徒に行事の内容などについて説明し、留学生役の生徒は疑問点を質問したり、感想を伝えたりしました。
グーグルフォームによる相互評価で優秀ボランティアに選ばれた生徒は、クラス全体にプレゼンテーションを行いました。
なお、この日は藤代紫水高校の先生方が、本校に授業参観にいらっしゃってくださいました。参観ありがとうございました。
令和4年6月21日(火)
3校時に2年5組で行われた数学Ⅱの授業です。
この時間は、複素数について学びます。(先生曰く、「i(アイ)を深く学ぼう」とのこと)
授業の始めは、QRコードを読み込み、タブレットを使っての小テストです。テスト終了後、その問題の正答率などがすぐに表示されました。
そのあとの授業は、グループでの教え合い・学び合い形式で進みました。この日は、先生方の相互授業参観日でもあったため、参観に来た先生も教え合い・学び合いに加わっていました。
令和4年6月16日(木)
1校時に3年3組で行われた現代社会の授業です。
この時間は、民主主義の基本原理を学びます。民主主義がなぜ採用されているのかなどについて、グループで話し合いながら考察します。
各班での話し合いの結果は「まなボード」に記入します。それらをクラス全体で共有し、さらなる探究につなげました。
令和4年6月14日(火)
2校時に3年2組で行われた日本史Bの授業です。
「自分たちで学ぶ江戸時代」と銘打たれたこの授業では、春休みに課題研究をした内容をベースに、生徒自身によるグループ発表での授業が行われました。
発表の後は、グーグルフォームを使って、生徒同士が相互評価と自己評価を行いました。