校長挨拶

 本校は、1912(明治45)年に石岡町立石岡実科高等女学校として開校しました。時代や社会の変化とともに幾多の変遷を経て、現在は普通科と家庭に関する学科である生活デザイン科の2学科を擁する高等学校に発展しています。
 今年は創立113年目にあたり、県下有数の歴史と伝統を誇る高等学校です。約2万4千名の卒業生は、地域社会の第一線で活躍されており、その発展に大きく貢献しています。

 

 今、社会はかつてないほどの変革期を迎えています。
 学校教育には、子どもたちの多様な能力、適性、そして尽きない知的好奇心に応える、質の高い学びの実現が求められています。

 これら時代の要請に応えるため、本校では、2015(平成27)年度から「筑翠ルネサンス」として新たな学びの創造に取り組んでまいりました。「筑翠」は本校の同窓会である「筑翠同窓会」の名称にちなんでいます。
 2024(令和6)年度からは「筑翠ルネサンスNext Stage」として、これまでの取組をベースに、石岡市や地元企業等のご協力をいただき、地域を学びのフィールドとして捉え、地域の課題を発見し解決策を考え、新しい価値を創造することに挑戦しています。
 「筑翠ルネサンスNext Stage」の詳細については、こちらをご覧ください。

 これらの挑戦は、地域社会はもとより、県内外からも高い評価をいただき、その証として第17回キャリア教育優良校として文部科学大臣表彰を受賞することができました。

 地域社会の皆様と共に探究活動や多様な体験活動に取り組むことを通して、生徒たちには「学ぶことの本質」を深く理解してほしいと願っています。

 

 本校には、無限の可能性を秘めた個性豊かな生徒たちが集っています。
 私たち教職員は、生徒一人ひとりの夢や希望の実現に向けて、確かな学力と豊かな人間性を培う創造性あふれる教育活動に取り組んでいます。引き続き「本校で学ぶ生徒たちが、変革の波濤を乗りこなし、主体的に自らの未来を切り拓き、より良い社会と幸福な人生の創造者となれるよう」最善を尽くすとともに、地域から信頼される学校づくりに邁進してまいります。

 百年の歴史を礎に、新たな価値を創造し、地域とともに、次の舞台に向かって挑戦を続ける石岡第二高等学校へのご理解、ご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

 

第38代校長 津賀 宗充

 (令和7年4月 記)